世界の課題を自分事に ― JICA地球ひろばでの学び
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7月28日(火)と8月5日(水)の2回に分けて、それぞれ異なる生徒たちがJICA地球ひろばを訪問し、国際協力について学びました。JICAの取り組みについて説明を受けた後、館内の展示を見学し、さらに青年海外協力隊としてウガンダで教員を経験されたスタッフの方から、現地の学校生活や人々の暮らしについてお話を伺いました。
館内では、世界各国のSDGsの達成状況や食料問題などについて、展示や体験を通して学びました。自分たちの日常生活が世界と密接につながっていることに気付いたほか、各国の衣装などにも触れ、実感を伴いながら世界の課題について考える機会となりました。
特に生徒たちの印象に残ったことは、スタッフの方から伺ったウガンダでの経験です。設備や道具が十分ではない中でも工夫しながら学びやスポーツに取り組む生徒たちの姿や、地域の人々が互いに支え合って暮らしていることを知りました。ある生徒は、それまでニュースなどからアフリカに対して漠然と怖いという印象を持っていましたが、実際に現地で生活した方の話を聞き、そのイメージが大きく変わったと振り返りました。限られた情報だけで判断せず、他の視点から物事を見ることの大切さに気付いたことは、今回の大きな学びの一つとなりました。
また、生徒たちは「国際協力とは何か」についても考えを深めました。現地の人々が自ら課題を解決していけるよう知識や技術を伝えることの重要性を学ぶ一方、使わなくなったサッカーボールや文房具の寄付など、高校生にもできる支援があることを知りました。またスタッフの方がおっしゃっていた「微力だが、無力ではない」という言葉も生徒たちの心に残り、「自分にできることから始めてみたい」という声につながりました。
今回の活動で生徒たちが得たのは、国際協力やウガンダについての知識だけではありませんでした。自分がこれまで何となく抱いていたイメージに気付き、それを実際の声や体験を通して見直し、考え始めたことに、今回の活動の大きな意味があります。世界の課題は、遠い国の出来事として眺めているだけでは、自分とのつながりは見えてきません。人と出会い、話を聞き、実際に見て考えることで、初めて自分自身の問いへと変わっていきます。今回生まれた一人ひとりの小さな問いが、これからどのような学びや行動につながっていくのか。その続きを大切にしていきたいと考えています。