2026年7月28日 夏合宿_パート③石鎚山登山2日目
ワンダーフォーゲル部
3日目です。
4時に起床して各々朝ごはんを食べ、5時出発に向けてテント等の片付けを行いました。結果、予定時刻に出発できず30分遅れでテント場を出ました。部員全員が持っている水分がギリギリな中での出発となりました。風が吹けば少し涼しいものの、とても暑く荷物も重いため体力と体調、水不足もあり精神的にも不安でした。それでも水場を目指して各々が計算して考えながら水分をとっていました。テント場から3時間ほど歩いて「山荘しらさ」という場所に到着し、そこでようやく安心して飲むことができる水を手に入れました。後ろのグループの到着を待ちつつ休憩をとりました。後ろのグループが到着し、少ししたところで前のグループはお昼の場所である土小屋を目指して出発しました。
土小屋までは前のグループは登山道、後ろのグループは車道に分かれました。私は登山道の方を歩きました。あまり人が歩いていない登山道なのか私の身長よりも高い笹藪を通ったり狭い道を通ったりでとても歩きづらかったです。歩きづらさなどあってか、車道を使ったグループの方が到着が早く、私たちは2時間半ほどかけて土小屋に到着しました。その時点でメンバーの足はもうこれ以上歩けないのではないかと思うほど疲労していました。先についていた後ろのグループはすでにお昼休憩をとっていて少ししたら出発するという状況でした。私のグループの班員は足の疲労、暑さによる疲労、朝ごはんからだいぶ時間が経ち空腹ということもあり次の出発まであまり休憩時間がないということに少しイライラしてしまいました。そのため少しトラブルが発生してしまいました。自分たちの状況を伝えずに行動したのが原因だと思います。私たちのグループだけ少し遅れての出発となりました。その時にガイドのAさんが1人ずつどのような理由であの行動をしてしまったのか私たちの言い分を聞いてくださいました。全員が思っていたことを言うことができモヤモヤしていた気持ちが楽になりました。
お昼休憩の後は石鎚山山頂に向かって出発しました。少し長い休憩をとり、食事もしたので足や体はだいぶ回復していました。ただ、出発してから少しの時間はお昼にあったトラブルもあり、グループの雰囲気は少し暗かったと思います。それでも、今回石鎚山の山頂を楽しみにしていた私たちは気持ちを切り替えて歩きました。そこから少し歩いた頃、私たちより先に出発したグループから山頂に行く時間がなく、分かれ道でロープウェイ駅に向かうという情報が届きました。ロープウェイの最終時刻が18時でそれに間に合わないため山頂まで行かないとのことでした。私たちのグループは山頂まで登るのかどうかとグループで話した結果、残念ですが今回は諦めることになりました。途中で先に出発していたグループと合流し、また山頂とロープウェイ駅の分かれ道で少し休憩をしました。
そこから1時間半ほどの下りがずっと続きました。足が疲れている中の下りはとても厳しく、疲れたと思うと体が動かなくなってしまいそうで無心で下っていました。石鎚神社中宮成就社までの最後の道が八丁坂と呼ばれる登りでした。1時間半以上下った後の登りは意識がなくってしまうかと思うほど絶望的でした。部員全員が気合いと根性で最後登っていました。登り切った後、そこから山頂成就駅というロープウェイがある駅までラスト30分ほどの下りがありました。ようやくロープウェイ場に着き、着いた部員が各々自販機で飲み物を買って休憩しました。私はお茶を買って飲んだのですが冷たいお茶がこんなにも美味しいなんてと感動しました。他の部員が着々と駅に到着して休憩するなか、1人体がとても暑く、震えていて呼吸が苦しそうな部員がいました。みんなで買ったドリンクなどで体を冷やしガイドのAさんが呼吸法を教えたりなどして落ち着くことができました。
その後、まだ到着していない部員2人と一緒にいる顧問の先生がロープウェイの最終時間に間に合わないかもしれないという状況になっていました。1人は足が痛く、もう1人はおそらく体力切れとの状況がトランシーバーで届きました。体調がすぐれない中重いザックも背負ってだと最後の登りやその後の下りはとても厳しいだろうなと心配でした。その時、ガイドのAさんが体力の残っているメンバーで彼女たちを迎えに行こうと提案してくれました。結果ガイドのAさん含めた男子部員2人、女子部員2人で来た道を戻り彼女たちがいる場所へ急ぎました。彼女たちは最後の登りの途中にいました。男子たちが彼女たちのザックを背負ってくれて先に駅へと向かってくれました。私たち女子2人は身軽になった彼女たちの体を支えながら駅を目指しました。疲れている足には下りはとても辛いです。私は「大丈夫! 行けるよ! 」と声をかけながら一緒に下りました。本当に時間ギリギリに駅に到着し、全員でロープウェイに乗れたことに感動して泣いている部員が何人かいました。私の残っていた少ない体力はこのためにあったのだなと思いました。ロープウェイの最終便に乗ったため、その後のバスの時間には間に合わずタクシーを使って帰りました。
私はキャンプ場に到着した瞬間エンジンが切れて寝てしまいました。テントを建てることができず本当に申し訳なかったです。その日のお風呂は最高でした。2日目はお風呂に入れなかったため2日分の疲れと汚れを落とすことができました。
今回の合宿では、私は吐き気と笹藪を通った時に腕にできた切り傷、他の部員は熱中症や靴づれによって踵の皮膚がえぐれていたりと、各々体のどこかに不調がでていました。今までの合宿ではここまで部員が体調崩してしまうことはなかったです。これらが今回の合宿の厳しさを物語っていると思います。
また、今回は初めて先輩という立場で後輩を気にかけながらの合宿でした。1年生の後輩2人は初めての合宿にも関わらず最後まで一生懸命ついてきてくれました。また、山の景色は言葉や写真では伝わらない、自分で登って見ないと感じられない感動があります。それを1年生の2人が体験してくれて「すごいっす! 」と興奮して伝えてくれた時は本当に嬉しかったです。この感動があるからこそどれだけ辛くても登山をしてしまいます。登っている時はなぜ山にいるのだろうと、若干後悔している時もありますが、山頂に着いた時その思いは全て消え去り登ってよかったと毎度感動します。今回山頂には行けなかったものの2日目のテント場での綺麗な景色や道中の景色、仲間と共に登った時間はとても大切で貴重な思い出です。辛く大変な合宿でしたが1日1日が充実した時間でした。
この夏合宿は部員全員の人柄の良さが発揮され、共に助け合うことがどれだけ大切かということを今まで以上知った合宿でした。
合宿に送り出してくれた親、3泊4日を共にしてくれた部員の仲間たち、計画を立ててくださった顧問の先生方お2人とガイドAさん、本当にありがとうございました。
(記載者 K.S. 2年)
パート④へ続く