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校長贅言2-25 「何にでも挑戦できるようになる」 ~アイルランドから帰国しました

国際交流

校長贅言

 5月31日(日)にアイルランド留学から帰国した三人が、台風が関東地方に接近した日の翌日6月4日(木)に校長室を訪ねてくれました。

 留学終了報告に来てくれたのは、1年間アイルランドのミドルトンカレッジ(MidletonCollege)で学んだ三人です。それぞれが明るい笑顔で、異国での生活を語ってくれました。3年生のS君は、留学当初は辛かったが、楽しくなってからは毎日があっという間に過ぎてしまったと話してくれました。辛い時期というのが2週間だったり2か月だったりと人によって異なっていましたが、「楽しくなってからが、あっという間だった」という感覚は三人に共通していたようです。1年間を過ごした今となっては「またアイルランドに戻りたい」というのも、共通した感想でした。

 ミドルトンカレッジでの留学生活は、基本的には寮生活で、学校が長期休暇などになったときにはホームステイをするという生活です。各国から集まった同世代の仲間とのにぎやかな寮生活、またアイルランドの一般家庭の日常生活と、二つの異なった生活をそれぞれが楽しんだようです。寮生活では様々なバックグラウンドを持つ留学生たちの、文化の違いを認識できたということでした。アジアからの留学生はあまり多くなかったようですが、ドイツ、メキシコ、スペイン、中国など様々な国からの留学生と友だちになったようです。クリスマスホリデイなどを利用して、ドイツやスペインの友だちの家を訪問したり、友だちと一緒にフランスやモナコなどを旅行したりといった経験もできたそうです。また、ホストファミリーとは、一緒にレストランに行ったり映画を見に行ったりという楽しい思い出もつくれたようです。様々な国からの留学生が暮らす寮の中では聞き取りにくい英語もあったようですが、ホストファミリーの中では「英語でのやり取りが間違いなくできるのが良かった」ともSさんは話してくれました。

 学校の授業では、履修が難しい科目に関してはクラスを替えてもらえたり、日本の高校のように「全員が先生の授業に集中する」ことがなかったりなど、それぞれの授業の雰囲気はとても「ゆるい」ものだったようです。ただ、毎日の授業の中で「発言すること」や「アクションを起こすこと」がとても大切だということそれぞれが実感したようです。Iさんはそのような毎日が「とても濃いものだった」、「毎日過ごした何気ない放課後の時間が印象に残っている」とも話してくれました。連日雨に見舞われた11月の林間学校で水の中に入るといった、日本では考えられないようなアクティビティもあったようですが、様々なアクティビティを通して、ひと言では語れないくらい多くの思い出をつくることができたようです。

 1年間の留学を通して三人は、「最初はきつかったけれど、それを乗り越えたら、毎日を楽しく過ごせるようになる」、「失敗を恐れなければ、何にでも挑戦できるようになる」、「話しかけてもらうのを待つのではなく、自分から行動を起こすことが大切だ」といったことを実感したようです。「今の自分を変えたい」と本気で考えている人には、留学はその願いを実現してくれる手段となるのかもしれません。

 今回帰国した三人は、高校卒業後にはそれぞれが異なる大学への進学を思い描いているようですが、どのような路に進もうとも、この1年間の経験が彼ら自身の未来を支えてくれるのではないかと思います。三人の切り拓く将来が、とても楽しみです。