第21回定期演奏会のご報告

[吹奏楽部]

 

 こんにちは。トランペットパート2年、柴田侑奈です。

 4月28日、ティアラこうとう  大ホールにて、第21回定期演奏会が開催されました。この定期演奏会では、会場にて一時、立ち見が出てしまうほどのお客様に恵まれ、1000人ほどの過去最高の来場者数となりました。平日の開催で、当日は足元の悪い中にも関わらず、たくさんの方に遥叶の代で迎える最後の演奏会へ足を運んでくださったことに本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ご来場してくださった皆様、ありがとうございました!

 

 「オリエント急行」で華々しく幕を開けた第1部。汽車の出発を思わせるサウンドが、まさにオープニングにふさわしい楽曲でした。2曲目にお送りした「吹奏楽のための綺想曲じゅげむ」は、打楽器の力強くどこか戯けたリズムのソリから展開します。そして第1部最後にお送りした「マードックからの最後の手紙 2021年度版」は、今年1月19日に出場した新人大会の自由曲としても使用し、特に思い入れのある曲の一つです。船の汽笛を思わせる低音のロングトーンから始まり、この曲のモデルとなったタイタニック号の沈没までを描いていきます。大会に向けて長い間練習した成果を出せたのか、涙を流す方も多かったようです。

 

 第2部の1曲目には、東洋吹部の十八番である「ブラジル」を披露し、快活な音楽で会場のボルテージも上がりました。2曲目は「遥叶2024年ヒットJ-POPメドレー」と題し、「I wonder」「かわいいだけじゃダメですか」「Bunny Girl」「はいよろこんで」を披露しました。奏者の振り付け、有志のダンサーによるダンス、トロンボーンとユーフォニアムによる主旋律など、見応えも抜群なステージをお届けしました。そして、3曲目には東洋劇場「君の名は。」をお送りしました。この音楽劇は制作段階から、映画「君の名は。」の物語を再構成し、脚本、照明、装飾、音楽などを組み合わせた効果的な演出を、生徒主体で作り上げた演目でした。その苦労の甲斐あってか、アンケートでも多くの方から好評で、部員一同、嬉しく思っています。

 

 第3部には、OBOGと合同で「宇宙の音楽」を演奏しました。私たち現役生にとって最大の難曲となりましたが、先輩方との演奏を楽しみながら挑みました。OBOGの先輩方にも、お忙しい中合奏に参加していただいたり、パート練習を一緒にしてくれたりとたくさんの協力をいただきました。そして、本演奏会の運営も手伝っていただきました。心から尊敬できるOBOGの先輩方の尽力あっての定期演奏会です。本当にありがとうございました!

 

 アンコール一曲目には「僕のこと」を演奏し、この定期演奏会をもって解散する3年生(12期生)24名を紹介しました。この定期演奏会の最後では、東洋吹部の定番でもある、「宝島」で明るく締めくくりとなりました。新しく入部してくれた1年生も演奏やリボンを使ったパフォーマンスで参加したこの曲が終わると終演となり、遥叶の代は無事に解散を迎えました。

 

 この演奏会をもって多くの3年生が卒部されました。次の代は、2年生35人、1年生30人に加え、夏まで残ってくださる3年生6人の計71人で新たなスタートを切ります。今後の演奏会ですが、6月8日(日)に東京ミッドタウン日比谷にて野外コンサートが行われます。詳細は、今後更新される記事にてご案内します。新しい代で迎える初めての本番で、私たち自身とても楽しみにしています。

 この定期演奏会にお越しいただけなかった方、もう一度東洋吹部の演奏が聴きたい方、東洋吹部のことをあまり知らない方、どなた様も野外ですので気軽に立ち寄って聞いてくださると幸いです! 部員一同、気持ちを新たに、お客様に楽しんでいただける演奏を目指して活動してまいりますので、今後とも応援のほどよろしくお願いします!