2025年7月13日 棒ノ折山

[ワンダーフォーゲル部]

2025年度新体制3度目の活動!

2年生6人、1年生2人と顧問の先生2人の合計10人で今回は沢と苔と岩の重なりが美しい棒ノ折山に行きました。

棒ノ折山の登山口は、西武池袋線飯能駅から国際興業バスを使って45分ほどの場所にあります。バスに揺られながら、私は「きっと楽しんだろうな〜」と今回の登山に期待を寄せていました。棒ノ折山の登山口に近いバス停についた時の気温は涼しく、日射は少なかったので気持ちよく登山に挑むことができました。最初に入ったトイレが混んでいたことは少しがっかりでしたが…… バス停を出発した我々は、まず舗装されたコンクリートの道を歩いていきました。その道を15分ほど進むと“有間ダム“につきました。有間ダムから見る景色は圧巻で、そこには昔の人々によって作られた天然とも思える貯水池があり、私は息を呑みました。有間ダムを横断し、少々山沿いに歩いていくといよいよ棒ノ折山の登山口が見えてきました。

登山口で全員の写真を撮りました。私たちは知らなかったのです。この写真が全員が笑顔で映る最後の写真だったということに…… 最初は急な斜面が続き、今までの高尾山や陣馬山よりも歩きにくかったです。周りは木々に囲まれて、空気が澄んでいたのでそれが救いでした。また、岩場があってなかなかに滑りやすかったので谷に落ちないように注意しながら歩いていきました。そのような山道を1時間ほど歩いた後、いよいよ棒ノ折山名物、沢に沿いながら歩くスポットに到着しました。

沢の水は冷たく、沢の周辺は今が夏だとは思えないような涼しさでした。私たちの登山靴は防水だったので、沢に足を入れながら登ることができました。ただしかし、いいことだけではなかったのです。そのスポットは岩の上を歩くので、滑りやすく、非常に急な岩場まであり、鎖やロープを頼りに登っていくことになりました。この時だけはハイキングをしているのではなく、クライミングをしているのではないかと思うほどでした。慣れない1年生やK先生は「はぁはぁ」言いながらなんとかくらいついていきました。ただ、今回の登山は20分に1回ほど休憩を挟んでいたので、体調不良者が現れることがなかったのは幸いでした。また、上りの途中には公道があって、車が来ない時に慎重に渡りました。

登山開始から2時間半経ち、いよいよ登頂に成功しました。少し霧がかっていたのは残念でしたが、棒ノ折山標高969メートルから見える山々に囲まれた景色は雄大で、感動的でした。頂上の広場でみんなで昼食を食べました。私はおにぎりを食べたのですが、やはり山の上で食べるご飯はとてもおいしかったです。周りは虫だらけで、アブや毛虫、ハチなどがいました。虫と触れ合っていて楽しんでいる人も入れば、絶叫している人もいて、面白かったです。十人十色とはこのことだなと思いました。

休憩が終わり、今度は下り始めました。上りとは違う道を通っていきました。下りの中ではさまざまな人と出会って、挨拶をしました。人と人との触れ合いができる山の力はすごいと感じました。また、先生が下りで滑りやすい土と滑りにくい土の違いについて話してくれたことはとてもタメになりました。そして、下山した道は木の根が張り巡らされていて、独特の雰囲気を感じました。木の根は滑りやすかったので注意しながら下山しました。下山後、写真を撮った時のみんなの顔は非常に疲れた顔でした。

下山した私たちは、温泉「さわらびの湯」に入ることになりました。登山靴を脱いだ瞬間、開放感に包まれるとともに疲労感も同時にきました。肝心の温泉は露天風呂と内風呂があり、内風呂は非常に熱かったです。2年生の先輩はサウナに入って整っていました。やはり、登山後の温泉は格別で最高でした。登山を終えた私たちは気持ち良いまま帰路に着くことができました。今回の登山で分かったことがあります。登山と温泉はベストマッチだと……

(記載者 A.I. 1年)