2025年7月23日~24日 夏合宿①谷川岳
1日目
新体制初合宿! 谷川で1回目の夏合宿を実施しました! 1泊2日のテント生活です!
今回は、ガイドのAさん、顧問のN先生、K先生、1年生12人、2年生5人の計20人で合宿に向かいました。行き先は群馬県みなかみ町にある谷川岳という山です。この山は「世界一遭難者が多い山」としてギネスにも登録されています。
朝8時に上野駅に集合し、8時32分の電車に乗って土合駅へといざ出発! みなかみ町までの道のりはとても長く、電車で片道3時間ほど。ですが、友達と楽しく喋っているうちにあっという間に着いてしまって驚きました。電車の中から見る景色はとても美しく飽きませんでした。部員の中には爆睡している人や勉強している人、アニメを見ながらニヤニヤしている人など様々でした。乗り換えを繰り返し、土合駅に到着。
土合駅は日本一のもぐら駅であり、駅に到着すると長いトンネルの中でした。400段を超える長い階段を、10キロを超える荷物を持って登るのは中々に辛かったですが、登り切った後の達成感は素晴らしかったです。その後は近くのドライブインにて昼食。私はうどんを食べましたが、疲れた体に沁みて美味しかったです! お土産も買えて満足でした^ ^
その後はキャンプ場に移動してテント張りを行いました。テントを張るのは難しいですが、仲間と協力すれば意外と簡単に終わりました。キャンプ場にはアオダイショウやクワガタなどの都会では中々見ることの出来ない生き物をたくさん見ることができ、皆興奮している様子でした。
テントを張った後は、大きいザックを置いて周りを散策。ガイドのAさんや友達と話しながら楽しく山を登りました。上に着く頃には皆疲れていましたが、そこで見えた美しい景色には圧倒されました。道のりの途中には登山中に亡くなった方達の名前が刻まれた慰霊碑や鎮魂レリーフがあり、ガイドのAさんの「ここに名前の書かれている人たちは誰1人死のうと思ってこの場所に来ていない」という言葉に胸が痛みました。下山途中に雨が降り出し、雷も大きな音で鳴っていて怖かったです。
無事下山してキャンプ場に戻ってきた後はお風呂に入りました。温泉はとても心地が良く、疲れた体を癒してくれました。シャンプーやリンス、ドライヤーも完備されていて快適でした。その後は夜ご飯の時間。ガスバーナーと鍋を持参し、みんな楽しそうにご飯をつくって食べていました。カレーやピラフ、アルファ米などの定番食事から魚肉ソーセージや辛ラーメンなどといった意外な食べ物を持って来ている人達もいました。
夜ご飯の後は歯を磨いて就寝準備。次の日の登山に備えて21時に就寝しました。
テントで寝るのは初めてでしたがぐっすり眠ることが出来ました! (記載者 M.M. 1年)
2日目
朝は5時に起床と早かったですが、みんなしっかりと朝の準備をして予定通りに出発することができました。
まずは、テント場から少し歩いたところにあるロープウェー乗り場からロープウェーに乗りました。自分の乗ったロープウェーには、意外にも高齢者の方が多くて驚きました。その後、天神平で写真撮影をして登山道へと向かいました。
この日は本当に天気が良く、景色がとてもきれいでした。しかし先頭と最後尾の間の列が長すぎて意思疎通がしにくく、ペースを作る先輩方は少しやりにくそうに見えました。前回の舗装された道とは打って変わって土と石と木できた山らしい登山道でした。また、山頂に近づくにつれて鎖やロープがある岩場が続いてしんどかったですが、自分で道を探して登るのがとても楽しかったです。ところがこの岩場を登り切ってしばらく経ったところで3人ほど体調不良がでてしまい、顧問のN先生と3人は登頂を断念し下山しました。残りの16人は無事に山頂まで行くことができました。この山頂近くの小屋で飲むコーラがいつもの100倍おいしかったです。
下山では登山のときと順番を逆にし、ガイドさん、1年女子、1年男子、2年女子、2年男子の順番で下りていきました。岩場の下り方をガイドさんに教えてもらいながらみんな慎重に下りることができ、怪我無く登山口に到着することができました。
下りのロープウェーで下の駅に到着後、みんな売店でアイスやジュースを堪能していました。その後水上駅までバスに乗り、上野駅で解散しました。
予定より少し時間が遅れてしまいましたが、いい思い出を作れたと思います。次回は標高日本2位を誇る北岳に登るのでしっかりとトレーニングしていきましょう。 (記載者 K.K. 1年)