河口湖練成会の報告

[剣道部]

 8月5日(火)から7日(木)の3日間,山梨県南都留郡にて,この夏2回目の合宿を行いました。3日前の夏期合宿(新潟県)では稽古を中心に行い,その成果を今回の山梨県高体連主催の錬成会で発揮するという狙いがある合宿です。3日間での練成会の参加校数は約60校程度であり,普段都内で参加している錬成会(5校前後)とはまた異なった規模感でした。
 4日間通して勝利という満足するような結果は得られなかったですが,技練だけでなく,それぞれの学校さんの振る舞いからも学びが深い合宿となりました。
 今回の合宿もかえつ有明高校さんの顧問の方と部員の方々と過ごす時間が多く,多くのサポートをしていただきました。感謝申し上げます。今後も交流を深め,さらに剣道の技練を高め合っていけると幸いです。今回は,2名の部員より合宿のコメントをもらっています。


2年生 杉本くん
『今回の錬成会は3日間で行われました。参加された学校がとても多く、どの高校も強くとても勉強になりました。1日目は到着時間の関係で、思うようなウォーミングアップができなかった状況で始まり、全員動きが硬かったです。他の学校との実力差もあり、雰囲気もあまり良くありませんでした。負けが続き、チームとして一勝もできないまま1日が終わりました。2日目は心を入れ替え、一つひとつの試合に集中しました。午前は流れも良く勝つこともできました。午後になるとみんな疲れが出てきて、動きが鈍くなることもありました。東洋高校OBの先輩が来てくださり、最後まで気を抜かないで終われました。3日目は前日より学校が少なくなり、同じ学校と何度も試合をやりました。いつもより動きが良く、勝ちも増えていきました。この3日間で経験が増え成長することができました。』

 

1年生 會澤くん
『今回の錬成会を通して学んだことは、自分から意見を主張することです。例えば審判をやる際です。一見剣道とは関係ないように見えますが、意見の主張がないと他の審判の人達に合わせる形で旗を上げてしまい、勝敗を大きく左右することにつながります。また、試合をする際も、相手が打ってきた技を避けるだけや返し技を打つだけなどになってしまい、本当の練習にはならないし、実際の試合ではまったく歯が立たない事態になってしまうと思います。このように意見の主張がないと真に強くなることはないです。自分は意見を主張するのが苦手な方だと感じているので、今回の錬成会を通して意見を主張することの重要性を改めて感じ、自分自身の課題としなければならないなと思いました。』