2025年12月26日~28日 冬合宿_丹沢縦走

[ワンダーフォーゲル部]

1日目

今学期3回目の合宿です。今合宿では、神奈川県にある日本百名山の一つである丹沢山を含む丹沢山塊を縦走しました。

1日目は渋沢駅からバスで大倉バス停まで行き、鍋割山、塔ノ岳を通り宿泊する尊仏山荘を目指します。今回も前回の合宿と同じく顧問のN先生、K先生、ガイドのAさん、生徒は一年10人二年4人の計14人が参加しました。

まずは渋沢駅から15分ほどバスに乗り、大倉バス停に向かいます。バス停に着いた頃は真冬とはいえ強い日差しに暑さを覚えました。バス停から登山口まで少し距離があり、道路を歩くと標高が高いから見渡せる神奈川の朝の街が見えてとても綺麗でした。ここからさらに歩き、落ち葉の多い林の様な道を抜け登山口に着きました。歩いている途中には何本か大きめの川があり、橋を渡って進んでいましたが、橋が掛かっていない場所が2か所ありました。ガイドのAさんが先駆けて道を確認してくださり、みんなで石を伝って渡りました。ちなみに何人かは川に落ちて靴の中が少し濡れていました。

川を無事に渡り切った後は順調に進み、ダムの近くで昼ご飯を食べました。昼ご飯を食べた場所に水の入った2Lペットボトルが大量に発泡スチロールの箱に入っていました。よく見ると山荘で使う水で、小屋まで運んでくれるボランティアを募っているようです。この様な活動をしてくれる人のおかげで、我々は山荘で快適に過ごせるのだと思うと感謝と同時に自分はまだまだ弱いと感じました。

昼ご飯も食べ終わり体力、気力共に回復して鍋割山山頂に向かって歩き出しました。しかし本当の勝負はここからでした。舗装された道がなくなり、木の根を踏んでしばらく進んでいくと急に寒さが牙を向きました。私自身、寒さに耐性があると自負していたのですが、異常とも言える寒さに苦しめられました。動いている時は寒さに辛うじて耐えていたのですが、休憩で運動を止めると猛烈な寒さが身に沁みました。そして、ずっと冷たい手と耳が苦しかったです。みんなこのことを嘆きながら寒さに対抗していました。後半になるにつれてみんな喋らなくなって面白かったです。

山荘につくことを目標に一心不乱に歩き続けました。辺りが暗くなりかけた頃に今回宿泊させて頂く尊仏山荘の煙突とそれに続く階段が目に入ってきました。その時は言葉に表せないほど嬉しかったです。階段を駆け上り振り返ると邪魔するものがない巨大な富士山が見えました。とても綺麗でした。

山荘の管理人さんに挨拶をして中に入ると、暖かいストーブがあり、今日の苦労が報われるのを感じました。少しして外に出ると神奈川の夜景と夕日に赤く照らされる富士山をみることができました。とても綺麗でした。ちなみにその時の気温は−6℃。景色を楽しんだ後、夕食を食べて、トイレが無臭なことに驚き、短い自由時間を過ごして20時に就寝しました。

(記載者 S.K. 1年)

2日目

朝5時半に起床しました。窓全体が結露していて外が見えず、小屋の中でも白い息がでて気温がとても低いのだと悟り、覚悟を決めて布団から出ました。6時半に朝日が見える予定でしたが、天気があまり良くなく雲や霧に覆われて見ることができませんでした。

7時に尊仏山荘を出発しました。とても寒く帽子に手袋、中に数枚長袖を着て、さらにその上からレインウェアを着て、完全防寒で青ヶ岳山荘を目指しました。この日は8時間30分というこの合宿の中で一番長い時間を歩きました。靴の中の足先が凍るように冷えて、最後の方は感覚がなくなったような感じでした。

出発してからいくつもの山を登っては降りて登っては降りての繰り返しでした。私は前の方で歩いていたのですが、寒さのせいか会話が少なく静かな登山でした。霜柱が7センチほどあって、こんなに大きな霜柱を見るのは初めてでした。東京では見られないので驚いたのと同時に、踏むとザクザクして楽しかったです。神奈川県最高峰の蛭ヶ岳を通り越して少しすると、鎖場の下山が続きました。ガイドのAさんや前にいる部員が足場の状況などを説明してくれます。一人一人ゆっくりと安全に降りていったので時間がかかりました。

3日間の中で1番長く大変でしたが、雪が降ったり霜柱の道を歩いたり、霧氷を見ることもできて良かったです。また、アップダウンが激しい登山は初めてでとても良い経験になりました。

(記載者 K.S. 1年)

3日目

3日目は、2日目と比べて比較的余裕をもって山荘を出発することができました…… 。とは言いつつも、朝食やトイレの時間で予想以上に時間がかかってしまって、予定より30分も出発が遅くなってしまったのは次回に向けて反省すべきだと感じました。

2日目、曇りで凍りつくように寒かったのがまるで嘘のように、3日目は雲ひとつない快晴で富士山が全身見えていました。標高が下がり、富士山も隠れていくにつれて積もっていた雪もなくなり、歩きやすくなっていきました。

ところが何もかもが順調だと思っていた矢先、部員の1人がこう言ったのです。

「帰りのバス…… 間に合う?  」

顔面蒼白(そこまでではない)

このままのペースでは時間通りに家に帰れない可能性が出てきたのです。原因は紛れもなく今朝出発が遅れたことでしょう。まさかこんなところで影響が出るとは…… しかし後悔しても仕方がない。今は急ぐことに専念しなければなりません。ここから先はバス停に向けて猛ダッシュ!  最終的にはバスに滑り込み間に合いましたが、いかに早めの行動が大切か思い知らされました。

そんなわけで色々あった3日間の冬合宿。2025年の締めくくりにかけがえのない思い出を作ることができました。

(記載者 R.H. 2年)