校長贅言2-10 心をひとつに ~2・3年生球技大会が実施されました
9月17日(水)9時30分より、ひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)にて2・3年生の球技大会が実施されました。3年生にとっては東洋祭が大学の早期選抜準備時期と重なるため、この球技大会が高校生活最後の学校行事になります。そのためか、気合いの入ったクラスもあり、生徒の集合時刻は8時40分でしたが8時前から隣の公園でバレーボールの練習をする3年生の姿も見られました。
午前中は学年ごとに、男子がフットサル、女子がドッジボールで勝敗を競いました。フットサルでは、日頃狭いピロティで練習をしているためか、同じように狭いコートも最大限に使って戦う姿が見られました。激しいスライディングもあり、怪我をしないかヒヤヒヤしましたが、何事もなく試合が進んで行きました。多くの得点が望めないためか、ゴールした時には大変な盛り上がりを見せていましたが、さらに盛り上がったのは、同点で迎えるPK戦でした。PKで勝利が決まった瞬間は、担任も一緒になって、コートの中で喜びを爆発させていました。
女子のドッジボールでは、相手チームの内野手が1人ずつ、しかし確実に減ってゆくにつれて応援の歓声も大きくなり、最後の1人を当てた時には抱き合って喜ぶ姿も見られました。うまく避けられたときの喜びや、強いボールをキャッチしたときの喜びなど、随所に会場が湧き上がるシーンがありました。
午後は全てのコートを設営し直し、学年別ではなく2年生と3年生とが対戦するバレーボールが実施されました。
女子の第1回戦は、サーブミスも多く見られ、「サーブが入れば、そのまま得点」のような試合もありましたが、対戦が進むにつれレベルがどんどん上がってゆき、ボールを3回でしっかり返す試合となりました。男子の試合では、初戦からしっかりとスパイクを決めて得点するチームもあり、球技大会とは思えないほどのレベルの高いゲームを見ることができました。
男女ともに、勝ち進むにつれて白熱した試合も多くなり、女子の試合では、レシーブを確実に取れるチームがしっかり駒を進めます。男子の試合では、バレーボール部の生徒やバレーボール経験者が多いクラスが、クレバーで見応えのある試合を披露してくれました。結果として男子も女子も3年生が優勝し、有終の美を飾ることができました。
多くの笑顔と歓声と、少しの悔し涙。それぞれの生徒たちが疲れとともに充実感を持ち帰ることのできた、心に残る一日になったのではないかと思います。
当日は平日にもかかわらず、多くの保護者の方々が会場に足を運んでくださいました。ご観戦くださいました保護者の皆様に改めてお礼申し上げます。どうもありがとうございました。
・各種目の優勝チーム
2年生男子フットサル:2年C組
3年生男子フットサル:3年F組
2年生女子ドッジボール:2年C組
3年生女子ドッジボール:3年A組
男子バレーボール:3年E組
女子バレーボール:3年D組