~夏休み期間の探究学習に関する報告 第1弾~

[ニュース]

 アメリカに本社を構える製薬会社の日本法人であるアッヴィ合同会社への訪問を実施しました。今回は8月29日(金)の午後に11名の1~3年生が参加しました。訪問した生徒は化学や生物に関する分野に強い興味を持っている2・3年生、あるいは文理選択を前に自身の興味関心を広げて自分に合った進路を見つけようとしている1年生です。

 当日は前半に製薬企業で働くということや社会的意義について学び、後半のオフィスツアーや実際に働かれている社員の方々との座談会では、それぞれの進路選択に向けた貴重なお話をお聞きし、生徒たちにはとても有意義な時間となっていました。

 

今回の訪問の様子はアッヴィ合同会社のホームページにも掲載されています。

 ■アッヴィ合同会社HP 教育支援プログラム

  https://www.abbvie.co.jp/sustainability/philanthropy/other-activities.html

参加した生徒の感想(抜粋)

・製薬会社に実際に伺って、今まで身近には感じてこなかった製薬業やアッヴィ社そのものについて知ることができた。製薬業というと、どうしても薬学部の人だけが行くようなイメージがあり、理学系志望の自分にとっては縁のない世界だと思っていた。しかし、薬を作る上では、様々な学部学科出身の方々と様々な部署の方々が協力することが必須であるとわかった。薬ができるまでの最初の行程として基盤研究があり、現在では、昔の自然からヒントを得る方法ではなく、病気の原因を研究する方法がとられていると知り、現在の方が対症療法よりも根本的治療に役立つ研究がなされているのだと思った。

 また、アッヴィを見学してみて、開放感がありコミュニケーションが多い暖かい雰囲気の会社だなと感じた。

 今回の体験を通して、大学を卒業した後の進路について、自分の中で選択肢が1つ増えたと思う。この経験を忘れずに今後の進路についてもっと深く向き合いたい。

・製薬会社訪問で社員の方々の話を聞いてみてすごく参考になった。文系の方でも製薬会社で勤めている人がたくさんいると聞いてすごく驚いた。私は薬学部に行って薬剤師になりたいと思っていたけど、もう少し視野を広げて色々な職業に興味を持ってみようと思った。

・薬は今まで処方されていたものを受動的に使用していただけでしたが、今回のアッヴィ合同会社訪問を通して薬が自分の元に行くまでの過程や臨床試験での倫理的問題に対処しているということを知り、新たな視点を学ぶことができました。 また、社員さんたちに質問させていただけたおかげで自分の将来のビジョンがよりクリアになりました。

・貴重な、そして素敵な体験をさせていただいた事、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。薬が患者さんに届くまで、長い年月が必要だということを改めて知り、そして、薬の裏には沢山の方々が関わっているという事に感謝をこめて薬を飲んでいきたいと思います。

 とても心に残る日となりました。ありがとうございました。