~夏休み期間の探究学習に関する報告 第3弾~

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 8月26日(火)の午後に花王株式会社の研究員を講師としてお招きし、本校理科室にて出張授業(理科&キャリア教育)を実施していただきました。当日は1~3年生10名が参加しました。参加した生徒は文理選択に悩んでいる1年生から理系分野での大学進学を強く志している3年生まで幅広く、前半のキャリア教育では自身の将来について、後半の食器用洗剤を用いた実験では身近な所にある科学の力について触れ、自身の将来を考える良い機会となりました。

 

参加した生徒の感想(抜粋)

・実験をたくさんできて楽しかったです。実際に家で使っている商品の中にも花王のものがたくさんあることがわかりました。キュキュットの洗剤の仕組みを知ることができて、こうやって汚れを落としているのか、と理解を深めることができました。理系のキャリアを知れたり、授業をしてくれた先生のこれまでを聞いたりして、花王の会社で働くのが面白そうで楽しそうだと感じました。まだ、文系か理系で迷っているのでいいヒントになりました。実験の紙をもらったので、家でもできそうだったらやってみたいと思います。

・今回は、花王の方から会社のお話や、お仕事についてのお話を聞けて、自分の将来の選択肢が増えました。今まであまり調べてこなかった学問のことについても実際に学んだ人から聞けて良かったです。後半の実験も混じえた界面活性剤についての解説も体験ができてとても楽しかったです。日常的に使っている洗剤が水の性質を変えることができると聞いたときには驚きました。界面活性剤の仕組みを知れて勉強になりました。

・私はまだ文理の選択にとても迷っていてなかなか決断を下せそうになかったため、まずは理系関係の仕事について知ろうと思い参加させていただきました。先生が花王の仕事に就くまでの経緯を見て大学の理系学部のことや、大学院など理系の魅力についてたくさん知れました。僕も理系科目が得意で好きなので自分の将来に活かしていこうと思いました!もし僕が理系関係の仕事をするようになったら花王に就職して仕事をするのもいいなと花王の雰囲気を聞いて思いました!

・前半は理系の主に企業の研究室で働くことについての講義で、後半は界面活性剤の実験をした。最初はほんの雑談だったことから研究開発へつながり、さまざまな部署と協力して商品として世に出るということに魅力を感じた。さらに、そこでそれぞれの大学で学んだことが発揮されて一つの商品につながるため、大学でどんな学びをどのくらい得られるかも大切だと思った。また、界面活性剤の実験では、クリップを浮かばせられなかったのが心残りだったので、家でも実験して、どうすればより浮かせられるか考えてみたいと思った。