校長贅言2-16 春高バレー 本選出場決定!
朝からうららかな日の差す11月24日(月)、JVA第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)の本選出場を賭けた試合が、エスフォルタアリーナ八王子にて開催されました。
女子の試合の後、予定では男子の試合は午後2時30分に始まるということでしたが、実際には午後3時20分に試合開始の笛が鳴りました。東洋の第一試合目の相手は東亜学園です。東京からは3チームが全国大会に出場できるため、この初戦に勝利すれば全国大会出場が決まるという大切な試合です。
本来であれば全校を挙げて応援に駆け付ける試合なのですが、2日後には定期試験が始まるという日程であったため、生徒の応援のない中での代表決定戦でした(数名の3年生がいましたが……)。相手の応援席には吹奏楽部やチアリーダーの生徒たちが見える中、それに負けじとこちらも応援に熱が入りました。
前年度春高ベスト4に輝いた東亜学園が相手ということで、始まる前はどうなることかと案じていたのですが、観客席から窺う限り、東洋の選手たちは焦る様子もなく自分たちのバレーをしているように見えました。試合は少しだけ東洋がリードをしながらも付かず離れずの攻防を繰り広げ、第一セットを25対23で先取することができました。
第二セットの序盤では、東亜学園にリードされる場面が多くありました。やはり簡単に勝たせてもらうことはできない相手であり、一時は5点ものリードを許しましたが、落ち着いた試合運びでじりじりと追い上げると中盤で逆転に成功します。しかし逆転はしたものの、第一セットと同様、相手を突き放すことができません。後半は一進一退が続きましたが、東洋の攻撃は左右を上手に使ったり、いいタイミングでバックアタックを決めたりと変化の見られるものであり、また、相手のスパイクをしっかりとブロックする場面も多く見られました。終わってみれば25対22。ストレートで東亜学園を下し、3年ぶり29回目の全国大会本選出場の切符を手にすることができました。試合終了直後の部員たちの喜ぶ様子は、これまでの苦労を語っているようにも見えました。
東京第一代表を賭けた決勝戦の相手は、前年度の春高バレーで優勝をしている駿台学園です。駿台学園も準決勝の相手をストレートで破り、貫禄の決勝進出を決めていました。午後5時少し前に始められた試合の序盤は、東洋がなかなか波に乗れず相手のリードが続く展開が続きました。連続ポイントを取りたいところでのサーブミスなどもあり、じりじりと相手にリードされ、21対25で第一セットを取られてしまいました。第一セットを先取されてしまった後の様子を見ていると、選手たちが集まって話し合っている様子が窺えました。自分たちで考え、うまくいかなかった動きを確認し修正するというシーンのように見え、選手たちが頼もしく思えました。
第二セット序盤はシーソーゲーム。相手の速攻などもあり、追いつけそうで追いつけないといった歯がゆい時間が続きました。一時は16対17の一点差まで追いついたのですが、素人の私にはわからない、ほんの少しだけ、何か、追いつけそうで追いつけないポイントがあったのだと思います。良いところまで行くのですが大事なところでサーブミスをしてしまうなど、見ている側の一喜一憂が続きました。しかし、相手が先にマッチポイント迎えたところでようやく東洋が追いつきます。最後は一進一退の攻防を、27対25で振り切り、第二セットをものにすることができました。
いよいよ勝負の第三セット。序盤から相手にリードされたままの展開が続きます。追いつきそうなところまで来るのですが、あと少しというところで突き放されてしまいます。中盤は一点差まで追い上げることもできたのですが、相手の速攻やサービスエース、5番の選手のスパイクなどに翻弄され連続ポイントを挙げることができません。苦しい展開でしたが、観客席から見える選手たちは負けている中でもそれぞれがにこやかに、自分たちのバレーを楽しんでいるようでした。東洋の選手たちが試合中に弛む場面は決してなかったのですが、相手の力量が一歩上だったというのがこの試合だったように思います。終わってみれば18対25で相手の勝利。セットカウント1-2で惜しくも準優勝となりましたが、この負けを全国の舞台で返すことも夢ではないと思わせてくれるような試合でした。試合終了後、ずっと遠くにあった全国覇者の姿に近づけたように思える、そんな嬉しい一日でした。







