大学訪問(メンターオープンキャンパス)実施報告
本校では、認定NPO法人very50の協力のもと、総合的な探究の時間を実施しています。この授業では、大学生であるメンターが各クラスに配置され、生徒たちの探究活動を身近な立場から支える役割を担っています。
今回は、進路選択と結びつけて探究活動を行うことを目的に、1年生希望者を対象とした大学訪問(メンターオープンキャンパス)を実施しました。メンターの案内のもと実際に大学を訪れ、学びの場としての大学を体験的に理解することをねらいとした企画です。11月15日(土)には上智大学・お茶の水女子大学を、11月29日(土)には法政大学・明治大学・慶應義塾大学を訪問しました。
一般的なオープンキャンパスはイベントとして行われますが、今回の企画では、普段の大学生活そのものを見学できた点が大きな特徴です。自習スペースで学ぶ学生の様子や、キャンパス全体の雰囲気など、パンフレットやホームページだけでは得られない、実際の様子を感じ取ることができました。
また案内役を務めたのは、日頃から探究の授業で生徒の活動をサポートしている大学生メンターです。顔なじみのメンターと一緒にキャンパスを巡ることで、大学生活をよりリアルに感じることができました。訪問中には、生徒が積極的にメンターへ質問する場面も多く見られ、メンター自身の進路選択の経緯や現在の学びについて直接聞くことで、生徒たちは将来像を具体的に描くきっかけを得ていました。
今回の大学訪問は、生徒たちが大学の様子を自らの目で確かめ、進路を主体的に考える大変有意義な機会となりました。現代はインターネットを通じて、必要な情報の多くを手軽に得られる時代です。しかし、実際の空気感や学生の雰囲気など、画面越しでは決してつかみきれないリアルな体験からこそ得られる学びがあります。生徒たちが今回の訪問で感じ取った経験は、今後の進路選択や探究活動に大きく生かされるに違いありません。本校では今後も、生徒一人ひとりが将来を自らの力で切り拓いていけるよう、探究活動をさらに充実させてまいります。




