校長贅言2-22 ニュージーランド留学中の生徒たちに会いに行きました。
昨年度末、2年生の修学旅行でオーストラリア・ニューサウスウェールズ州のバサーストを訪れる前に、4日間でニュージーランドのオークランド、ウェリントン、オアマル、クライストチャーチを慌ただしく回り、その間5校の高校と1校の大学を訪問しました。
高校5校のうちの2校は、これまで毎年留学生がお世話になっているAotea collegeとParaparaumu collegeです。他3校の高校のうちの1校は、今年度12月に、本校でホームステイの受け入れをしたいと考えている学校、別の1校は新たなターム・1年間留学先として検討中の学校、さらにもう1校は今年度から新たに導入する「相互留学」の留学先としての学校という、今後関わりができる学校です。それに加え、昨年度も東洋高校内で説明会をしてくださったLincoln Universityを訪問し、卒業生の、今後の進学に関する話をしてきました。
2月24日の朝、7時半にウェリントン市内のホテルを出発し、最初に向かったのはAotea collegeに留学中の生徒の許でした。と言っても、学校に向かったのではなく、訪問先は山の中の、彼らがそのとき宿泊していたキャンプ場(BROOKFIELD OUTDOOR EDUCATION CENTRE)です。
8時過ぎにキャンプ場に着いたのですが、静かで広大なキャンプ場のどこに生徒たちがいるかが分かりません。周囲をしばらく歩いていると、人の声が聞こえ、建物から高校生らしき女の子が出てきたので先生方の所在を尋ねました。すると先生方はその建物の中にいるとのこと。中に入ってみると、全員が朝食を食べている最中でした。朝食を終えた東洋からの留学生、貞包さん、髙橋君と会い、話を聞くことができました。留学を始めてちょうど一月、学校での授業の様子、ホームステイ先での様子などを聞いてみると、二人とも「特に困ったことはない」ということでした。何か困ったことがあった際には、きちんと言葉で相手に伝えることなどを再確認し、様々な国から集まっている留学生と交流を深めている彼らの逞しさを感じました。
キャンプに参加している生徒たちがこの日のアクティビティの準備をしている間、副校長のJamie先生、Tricia先生ともう一人の生物の先生とともにアスレチックコースのうちの一つを回ることになりました。夏のニュージーランドは日差しは強いのですが湿度がなく、ジャケットを着ていても暑さを感じません。北軽井沢の林の中のような気候です。蝉の声に包まれているのですが、不思議と五月蠅さを感じません。スーツ姿で小川の上に張られたワイヤーロープを渡るのは、違和感しかありませんでしたが、革靴を泥だらけにしながら生徒たちが体験するであろうアスレチックコースを少しだけ体験することができました。10時半頃、生徒たちのアクティビティが始まるのを潮に、その場を後にしました。
続いて向かったのは、Paraparaumu collegeです。途中一箇所道を間違えたために、パラパラウムに到着したのが予定より20分遅くなってしまいました。そのせいか、いつも応対してくださる富田先生の姿が受付に見えません。しばらく待たされた挙句、「富田先生は15時過ぎまで授業があるから、インターナショナル・ハブにいるJacqui先生に会うように」と伝えられました。その言葉に従ってインターナショナル・ハブの建物に行ってみると、扉は閉まっていて先生の姿も見えません。再び受付に戻り、状況を伝えると、先生を探しに動いてくださり、少しして無事にJacqui先生に会うことができました。インターナショナル・ハブの建物の中で東洋からの留学生の来るのを待ち、少し後には上條さん、北岡君、川越君と会って話を聞くことができました。それぞれの話を聞く限り、不安もなく生活できているようで安心しました。分からないこととして選択科目に関する質問があったので、東洋高校で読み替え可能な科目を指示した程度でした。上條さんは学校の近所にホームステイをしているようで、歩いて登校しているとのことでしたが、その他の二人は20分ほどかけてバスで通学していると話していました。
その後授業中の富田先生を教室に尋ねると、「リマインドがなかったので、今日が訪問日だということをうっかり忘れていた」とのことでしたが、少しだけでも三人の様子(「手のかからない良い子たちです」、との話でした)を聞くことができ、安心できました。引き続きよろしくお願いしますとお伝えし、学校を後にしました。
二つの学校で東洋高校からの留学生が逞しく生活している姿を見て、安心できた訪問になりました。1年間の長い間には、おそらく辛いことも嫌なことも、納得のいかないことも経験することと思いますが、そのような経験を通して彼らに「何でも自分で解決する姿勢」が身に付くのではないかと思います。
12月に帰国し、さらに逞しく成長した彼らに会うのが、今から楽しみでなりません。





