剣道部では、稽古はもちろんのこと学業も疎かにしない姿勢で臨んでいます。部活動も学校教育の一環であり、大学進学もまた大切なことです。現在部員は男子２年生２名ですが、例年都大会へと駒を進めてきました。剣道は一生涯通じて行っていくことができる武道です。高校の部活動のみで終わるものではありません。部の基本方針として基本を大切にし、正しい剣道を身につけることです。たとえ長い人生の途中で剣道を離れることがあっても、また戻ってくることはできます。そのとき基本ができていることはとても大切なことです。　

　近年は高校から剣道を始める生徒も多く、いままで全く剣道を知らなかった人でも剣道の世界に入ることに何ら問題はありません。気軽に武道の世界に触れてみて欲しいと思います。

　本校剣道部の活動を少しご紹介したいと思います。活動日は週４日です。曜日は年によって変わりますが、活動日数は固定されています。一日約２時間、土曜日のみ少し長めの活動になります。

　公式戦の他に、様々な地域で練成会が実施されており、それらに参加しています。年間にすると１００試合以上経験することになると思います。単に稽古だけしていても試合をしなければ、そして勝たなければ剣道の楽しさも薄れてしまうでしょう。

　合宿は年２回夏と冬に実施しています。永きに渡り他校と合同合宿を実施しているため、本校だけでなく他校の生徒とも交流をもつことができ、また合同チームを結成して人数の少ない学校であっても、団体戦で戦うことができます。現在は本校の部員が少ないため他校の応援をお願いすることになっていますが、かつては本校の部員が他校を手助けしていました。このように学校の枠を超えて、剣道を実施しています。まさに「学び合い、助け合い、高め合う」剣道なのです。ぜひ剣道の世界に飛び込んで欲しいと思います。