20期 引退式

[ソングリーダー部]

 9月18日(月)、今年の夏に引退した19期の引退式を行いました。

 3年間の思い出が詰まった振り返り動画を視聴し、笑いあり涙ありの2時間となりました。先輩たちからのメッセージでは、引退する日まで結果にこだわり続けた19期の10人が、思い悩み、葛藤しながらも真剣に演技と向き合い続けたことが伝わるものでした。部活を通して、より努力することができる人へと大きな成長を遂げてくれました。やり遂げた彼女たちに大きな拍手を送ります。

最後に、20期部長、副部長を務めた生徒のコメントを掲載します。

 私達Twinkle20期生は様々な環境を経験した代でした。1年次の春に仲間達と出会い、部活動が始動したと思えば、直ぐに新型コロナウイルス感染症拡大により自宅での自主練習となりました。この2年半はコロナ禍での活動であったため、出演予定であったイベントの欠場や大会直前の部活動停止などを何度も経験してきました。一方で、20期が主体となった期間では様々な制限が緩和され、4年ぶりに行われたイベント出演やマスクなしでの練習など、通常に近い形で活動することもできました。しかし、コロナ禍前の「通常」を知らない代であるため自分達で再構築する機会もあり、迷いや不安、伝統を繋いでいくプレッシャーを感じていました。その中でも、メンバーと話し合いながら一人ひとりの力を出し合い、悩みながらも乗り越えてくることができました。

 大会で結果を出すために日々練習をしていく中で、辛いことや悔しいことも多くありました。部長としてあるべき姿や部のためにすべきことを考え、行動しようとしていても思い通りにはいかず、不甲斐なさを感じることもありました。仲間との気持ちのすれ違いもあり、ミーティングをする中で、自分の悩みや苦しみ、弱みを見せる場面もありました。しかし、普段は強がりな私が心の内を明かせるのは、信頼し合える関係を気づいた仲間の前だったからです。そして、「仲間のために頑張りたい、チームのために強くなりたい」と互いが思い合えるこの場所で活動できることが、何よりも幸せな時間であり、貴重な経験であると感じました。

 平等に与えられた時間をどう使い、どう過ごすかは自分次第ですが、私は東洋高校ソングリーダー部Twinkleとして活動する時間を選びました。ここだから体験できたことや得られた力、出会えた大切な仲間や先生、コーチの存在など、人生の糧になる多くの宝物を得られました。さらに、様々なこととの両立の仕方や効率化を図る方法、したいことや得たいものは努力次第で一つも諦めずに叶えられること、置かれた環境や縛られた条件を理由にせず、定められた枠の中で最高峰を求めて取り組む大切さなど、競技に限らず多くの場面でも必要な考え方や姿勢、方法を学ぶことが出来ました。
また、好きなことをひたすらに打ち込める環境を当たり前のように整えて下さった周りの方々の存在が、当たり前ではないことも部活動を通して学びました。

今まで応援して下さった先生方、コーチ、OGの先輩方、家族や友達、最後まで信じてついてきてくれた後輩、2年半を共に乗り越えてきた20期のみんな、今まで本当にありがとうございました。この2年半を全力で駆け抜けた自分に恥じないよう、そして更に上を目指して今までの自分を超えられるよう、これからも新たな目標に向かって精進して参ります。
 既に21期、22期の新しい代が始まっていますが、大会やイベントに向けて毎日練習を頑張っています。これからも新生Twinkleの応援をよろしくお願いします。
 21・22期頑張れー!!いつまでもTwinkleを応援しているよ!

20代目部長 森口結加

 私たち20期はチアリーデイング同好会がソングリーダー部になり、創部から20年という記念すべき節目の代です。Twinkleの一員として過ごした日々は私にとって何ものにも代え難いかけがえのない人生の1ページです。

 1年次では同期全員で新人大会に出場し、2位入賞という結果を頂けたことがとても印象に残っています。初心者として入部した私にとってソングリーダーというスポーツは未知の世界でした。初めての経験に辛いこともありましたが、右も左も分からない私に踊る楽しさや仲間の大切さを教えてくれた同期には感謝の気持ちでいっぱいです。

 2年次、3年次は先輩方が引退され、私たちが部を引っ張っていく代でした。
 先輩としてのあり方やチームに対する考えの行き違いに悩み、ミーティングを何度も重ねました。コーチから厳しいお言葉をかけられることもあり、その度に自分たちの納得のいく演技とは何か、どうしたら見ている人に感動を与えられるのか、私たちの色をどう表すのかなど表現者として自分たちの演技を常に追求し続けました。本音でぶつかり合うことで涙する日もありましたが、上辺だけの関係ではなく本気で向き合ったことで固い絆で結ばれ一人ひとりがチームのために働きかけることができました。言い出す勇気や傷つくことを恐れない強い気持ちが私たちの心に芽生えたというのは、辛い経験やどんなに苦しい境遇でも決して逃げ出さず、ともに前に進んで来られたからこそお互いが一番の理解者であると認め合えたということだと思います。

 未経験という立場でソングリーダーを経験した身として言えることは、何事も挑戦することで何かを得ることができるということです。人生は選択の連続だと思います。その中で何か新しいことに挑戦するというのは私にとって大きな決断でした。色んなことにチャレンジするのは良いことだと思いますが、取り組むに当たって最後まで諦めない強い信念と覚悟が必要だと私は考えています。1年の春にこの決断をして、かけがえのない仲間と出会えたこと、全国大会に出場できたこと、継続して最後まで取り組む忍耐力を得られたことなど、ソングリーダーを通して学んだことは一生の財産です。
 私はこの決断をしたことに後悔はありません。このメンバーだったからこそ乗り越えられました。
 Twinkleとして自分たちが残した結果やそれを得るために目標に向かって練習した過程、かけがえのない仲間との成長は今後の人生において自分の糧となると確信しています。Twinkleらしく輝いていた自分に恥じぬよう、この2年4ヵ月で培った誇りとプライドを深く心に刻み、20期一同励んで参ります。そして、最後までついてきてくれた後輩、顧問の先生方、コーチ、トレーナー、OGの方々、家族の皆様今まで本当にありがとうございました。沢山の人に支えられて私たちは成長することができました。このような経験をさせて頂いたことに心から感謝しています。

 これからは、後輩の21期・22期の代です。私たちの代に比べてコロナウイルスの制約もなくなりつつあり、初めての壁に当たることも多くあると思います。でも、大好きな後輩たちならどんなことも乗り越えられると信じています。頑張れ21期・22期!! Go Twinkle〜!!
今後ともTwinkleの応援よろしくお願い致します。

20代目副部長 眞田あみ

 私の高校生活はTwinkleでの活動が全てであったといっても過言ではありません。Twinkleでの2年半の経験は最高の宝物になりました。


 私たち20期の最後の大会はソングポン部門と全員で出場するドリルポン部門の2部門でエントリーする事になりました。ソングポンは今まで何度か大会で披露してきた曲であったので、集大成として完成度を高める事に力を入れました。ドリルポンはこの大会で初めて踊る曲で、コーチが数ある候補曲の中から「最高潮にいる私たちを止めないで」という意味を込めて Queenの「Don't stop me now」という曲を選んでくださいました。この曲を聴いた時私たち20期のラストステージを飾るのにぴったりだと思い早く踊りたくて仕方ありませんでした。
 限られた時間の中で自分たちが自信を持てる最高の演技にする為に、毎朝電車の中で曲を聴き歌詞を覚え曲がかかると自然と身体が動く程踊りこんで表現力を高めていきました。
そして何度も仲間と話し合い、助け合いながら「全員で全国大会へ出場する」事を目標にその時期は日常生活の全てを踊りに注ぎました。

 ドリルポン予選当日、緊張や不安はありましたが今までの練習を思い出し、仲間を信じて演技をする事ができました。しかし全国大会への切符を掴む事は出来ませんでした。
 その結果を知った時Twinkleとして活動した2年半の中で一番涙を流したと思います。
ですが翌日はソングポン部門での出場を控えていた為、ドリルポン部門の結果を受け入れすぐに気持ちを切り替えなければなりませんでした。とても苦しい時間でしたが翌日の朝、メンバーの表情には絶対に全国への切符を掴む! という気持ちが表れていました。結果はソングポン部門で全国大会の切符を掴む事ができました。

 20期全員での最後の大会で目標を達成する事が出来ず悔しい思いもしましたが、今こうして振り返ってみると悔しい事以上に仲間と同じ目標に向かってがむしゃらに頑張るという最高の経験が出来たという思いの方が強いです。まさにコーチが考えてくださったテーマの通りだったなと感じています。

 ここまで全力で部活動に取り組むことが出来たのは応援してくださった先生方や友達、両親、コーチやトレーナー、OGの先輩方や後輩、顧問の先生方など多くの人が支えてくださったおかげです。沢山の感謝の気持ちでいっぱいです。そしてこれからのTwinkleも毎日毎日成長し続け、目標に向かって頑張っています。これからも応援よろしくお願いします!

20代目副部長 田﨑由花