夏期休暇中の探究学習の実施報告

[ニュース]

 東洋高等学校では夏期休暇期間中の7月から8月にかけて学校内外で様々な探究学習を実施しました。8回の実施で70名の生徒が参加し、各自の興味関心をさらに深めながら自身の将来について考えていました。

 

7月25日(火)東京証券取引所訪問 参加生徒:4名

 経済や金融などに興味を持つ生徒が参加しました。生徒たちにとって普段はあまり身近でない金融や証券の分野ですが、証券取引所の見学や投資体験などを通じて自身の将来設計や投資に対する正しい考え方を学んでいました。

 

7月26日(水)・8月4日(金)JICA地球ひろば訪問 参加生徒:18名

 海外や経済、国際協力などに興味を持つ生徒が参加しました。JICA海外協力隊へ参加した「地球案内人」の方から体験談を聞かせていただいた際には、日本と文化や風習が違う国での出来事に興味深く聞き入っていました。「人間の安全保障展」という展示を通じて世界各地で起きている紛争や貧困などの問題の現状を知り、自分たちにできる国際貢献は何かということについて深く考える機会となりました。

 

7月28日(金)・8月3日(木)第一三共くすりミュージアム訪問 参加生徒:18名

 医療や薬学に興味を持つ生徒が参加しました。医薬品の成り立ちや性質などについて学び、身近にある医薬品はどの様な背景があって生まれたのか、どの様に私たちのもとに届けられるのか、ということについて学ぶことができました。

 

8月22日(火)丸紅株式会社訪問 参加生徒:11名

 文理、特定の分野を問わず、多様な分野に興味を持つ生徒が参加しました。総合商社の役割やビジネスを通じた社会貢献などについて学び、自身が働く際にはどの様に働きたいかなど、自身の将来像について考えました。オフィスの見学もさせていただき、様々な立場の人々が協業する姿を見たことで、より具体的に世の中に出て働く姿をイメージすることができたようです。

 

8月23日(水)外務省ODA出前講座(校内実施) 参加生徒:13名

 海外や経済、国際協力などに興味を持つ生徒が参加しました。JICA地球ひろば訪問などを通じて学んだ身近な国際貢献という考え方とは少し違う、ODAを通じて日本という国が行うことができる国際貢献について学びました。外務省や外交といったものを手の届かない存在だと考えていた生徒たちには、新鮮な講座でした。

 

8月25日(金)理研ビタミン株式会社訪問 参加生徒:6名

 食品や農林水産業などに興味を持つ生徒が参加しました。私たちが食べているものはどの様にして作られているのか、食品企業が行っている食育や社会貢献などを通じて、自身の将来像について具体的に考えました。今までの進路探究で考えていたような文系、理系、職種といった区分だけでなく、多様な経歴を持つ社員が協業している現場を見たことで、生徒の進路選択に新たな意識が生まれていました。