国内で実践的な英会話を体験(TOKYO GLOBAL GATEWAY体験記)

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 12月3日(木)、後期中間試験を終えたばかりの1・2年生有志50名が、江東区のウォーターフロントにあるTOKYO GLOBAL GATEWAYで実施されている英語体験プログラムに参加しました。

 13時に現地に集合した後、7グループに分かれ、それぞれのインストラクターの元でチーム・ビルディング。身体表現を伴った自己紹介をするうちに、各グループとも笑顔がこぼれるようになります。

 緊張をほぐした後、海外の大学を模したキャンパス・ゾーンに移動し、スクール・オフィス、ブックストア、カフェといった状況設定の三つのエリアで、様々な場面を想定した英会話でのやり取りが始まります。参加者それぞれに「ミッションカード」が配られ、カードに書かれたミッションを達成するために、ネイティブスピーカーと英語でのやり取りをしなければなりません。カードに英語で書かれているミッションは、「紛失したIDカードの再発行をお願いする」であったり、「授業で使うラップトップコンピューターを購入する」であったりするのですが、生徒たちは英語を駆使してやり取りをし、それらのミッションを笑顔でクリアしていました。ミッションをクリアするためには、ネイティブスピーカーと必ず1対1で話さなければなりません。そして、1対1で話をしていないときにも別のネイティブスピーカーが個別に話しかけて来るために、生徒たちはほとんどの時間を、英語を話すか聞くかして過ごしていました。

 各自が三つのエリアを経験した後、「ニュース取材を体験しよう」というアクティビティに移りました。テレビや新聞のニュースがどのようにして作られて行くのか、ジャーナリストたちはどのような仕事をしているのか、一つの出来事をニュース記事にするためにはどのような作業が必要なのかといったレクチャーを英語で受けた後、グループの各メンバーが4か所に分かれて取材に行き、それぞれの場所で聞き取ってきた話を一つにまとめ、新聞記事にしなければなりません。このアクティビティでは、英語を聞き取る力、英語で質問する力、個々の取材をまとめる力が必要とされます。最初は、難しそうだなと思いながら見ていましたが、全てのグループがしっかりと英語記事を仕上げ、スタッフからは「東洋高校の生徒たちは、とても能力が高い」とお褒めの言葉をいただきました。

 17時までの短い間でしたが、英語漬けの時間は、参加した生徒たちにとってとても楽しい時間だったようです。「もっと話せるようになりたい」、「もっと聞き取れるようになりたい」を、それぞれが実感した、有意義な体験でした。

教頭 市川良幸