いってらっしゃい! ~1年間カナダ留学に出発しました~

[国際交流]

 4月2日(金)21時55分、2年L組の鈴木君が、カナダ・バンクーバーに向けて羽田空港を飛び立ちました。鈴木君は来年3月までの1年間、ヴィクトリア州バンクーバー島のLambrick Park Secondary Schoolで、2年生のカリキュラムを履修します。受け入れ校は、生徒数の少ないアットホームな雰囲気で、学力レベルも高い公立高校です。

 本来、鈴木君はオーストラリアの姉妹校、St. Luke’s Anglican Schoolに今年1月から留学をする予定でしたが、コロナ禍でオーストラリアへの渡航者の入国が禁止されていたため、急遽留学先をカナダに変更し、無事、留学の夢を実現させることができました。

 出発当日まで留学ができるかどうかも危ぶまれるような状況の中、鈴木君は、出発のためにPCR検査を直前に受けたのですが、さらに入国の際にPCR検査、10日後にもPCR検査を受けなければならないとのことでした。鈴木君を受け入れるホストファミリー側もワクチン接種・抗体検査を受けており、さらにホストファミリーは父母とも医療従事者だということで、受け入れ態勢も万全です。

 出発の際もコロナ禍の渡航の難しさを物語るように、申請書類のダブルチェックなど、普段は行われない、入念な手続きが行われました。

 夜遅くの出発でしたが、鈴木君の人柄を物語るように多くの友だちが見送りに駆けつけ、出国間際まで、1年間の別れを惜しんでいました。出発当日になって、ようやく留学の実感がわいてきたという鈴木君でしたが、カナダでは、自然の中で、日本ではできないような経験、ボランティア体験などをしてみたいと語ってくれました。

 1年後、たくさんの経験と充実した笑顔とをお土産に、鈴木君が元気に帰ってくる日を楽しみにしています。

教頭 市川良幸

普段は見られない、ガランとした羽田空港

見送りに来てくださったお母さんと仲間たち