Global Studies Programに参加しました。

[国際交流]

8月21日(月)から8月25日(金)にかけて、高校1・2年生23名がGlobal Studies Programに参加しました。

 

Global Studies Programとは生徒が多彩なグループ・プロジェクトやディスカッションを通して新たな価値観や異文化への理解を深め、また問題解決能力やリーダーシップを身につけることを目標とする、探究型の短期国内研修プログラムです。

 

プログラムは全て英語で行われ、生徒がさまざまな課題や問題に対して主体的に思考し、能動的に発言する機会が数多く与えられます。また、日本人の生徒5~6名に対して、1名の一流大学生・大学院生である留学生がグループリーダーとして参加するなど、国内にいながら国際レベルでの体験が学校で味わえるのが最大の特徴です。

 

5日間の中で、生徒たちは個人のアイデンティティや価値観、自分の持つ才能や強みといったミクロなことから、世界を見る際のバイアス、自分の所属するコミュニティーやSDGsなどのマクロなことまで、グループや全体の場で自分の意見を積極的に発信することを通して、物事を多角的、批判的に考えました。プログラム最終日には総括として自身が学んだことをプレゼンテーション形式で発表しました。

 

全てのプログラムを終えたあとは、ともに5日間を過ごした各留学生から参加者全員に修了書が渡されました。

 

ファシリテイタ―である留学生は必ずしも公用語を英語とする国の出身ではありません。しかし、英語を共通言語として、生徒たちがそれまでに身につけた自分の言語能力やジェスチャーなどを駆使して意思疎通を図り、またあらゆる問題やワークに懸命に取り組もうとする姿は、まさにGSPが指向する課題探究能力やイニシアティブを身につけ始めたその一歩であると言えます。

 

参加した生徒たちからは

「はじめは自分の伝えたいことを英語で伝えられるか不安だったが、ポジティブで失敗を恐れず、たくさんのことに挑戦することができた」

「とにかく伝えようという意欲が伝われば、相手は私の考えを理解しようと耳を傾けてくれたので、意見を共有するためには完璧にまとまっていなくても言葉にしようと思いました」

と、挑戦することや自分の考えを表現して他者へ積極的に発信する重要性に気づく一方、

「今回のプログラムは自分の短所や長所を見つめ直すいい機会になりました」

「今回の経験を通して、改めて、私は英語で話すことが好きだとわかった。これからの自分の強みであり、勇気にもなる」

「今回の経験を生かして、たくさんの人と交流したい。また、夢でもある留学にもいつか挑戦してみたい」

「英語の勉強というより人としての勉強を英語でしているといった感じだった。人生においてするべき本当の勉強が何だかよくわかった気がした」

などと、自分と向き合えた場となり、そしてプログラムで学んだことを原動力として今後の活動に活かしていきたいと思った人が多かったようです。

 

GSPというこの機会を足がかりに、それぞれの生徒たちが再発見した自分の「個」を発揮して活躍していくことを期待します。