「DREAM BIGGER 失敗は、必ずプラスになる」~AIR CANADA 伊藤正彰氏による講演

11月17日(金)の放課後、AIR CANADA日本支社長の伊藤正彰氏による講演会が開催されました。当日は1年生から3年生までの50名ほどの生徒がオリエントホールに集まり、グローバル企業で働くにはどうしたらよいのか、また、日本企業とどのように違うのかなど、航空会社での仕事紹介を含めて様々なお話に耳を傾けていました。

 学生時代に毎日水道橋に通っていたというお話から始まり、現在外資系企業のトップにいらっしゃるご自身のこれまでの歩みを通して、学部選択や将来の進路を考える東洋生に多くのアドバイスをしてくださいました。「これから訪れるであろう人生の分岐点で、どのような決断をしたらよいのか」、「企業が求める人材とはどのような人なのか」、あるいは「将来社会に出たときに、どのような行動が必要なのか」などの実体験を踏まえたお話に、生徒たちは聞き入っていました。

 コロナ禍の数年間、AIR CANADA社内では「最悪を想定して最善を尽くす」という姿勢で臨んだということや、「就職は一つのステップにはなるが、それが全てではない」といったお話、「言葉を発しないと、明確な意図は伝わらない」といった外資系企業では当たり前のことに気づいたということなどを踏まえて、「チャレンジして失敗しても、そこから学ぶことはたくさんある。チャレンジした人・失敗した人こそが強くなる」というお話に、多くの生徒が共感しているように思いました。

 生徒たちからは、「今日の話を聞いて、諦めずに最後までやり抜こうと思いました。夢を見るだけで終わらせずに、叶える夢にします」といった感想や、「好きなことをして人の役に立ち、常に上に目標を掲げて成長できるような情熱を持った人になりたいと思いました」、あるいは「何かをできるようにするためにはいつも努力が必要なんだと、思い知らされた気がします」、「何か一つでも“これに本気で取り組んだ!”と言えるものを持てるようにしたいと思いました」など、多くの前向きな言葉を聞くことができました。

 全体での質疑応答が終了した後も多くの生徒が質問の列をつくり、伊藤さんはそれぞれの生徒の質問に40分間もの間、真摯に応えてくださいました。

 伊藤さんの話された“Passion”という言葉が多くの生徒の胸に残る、スマートで「熱い」講演会となったのではないかと思います。

将来、世界を舞台に働きたいと考えている多くの生徒が集まりました。

全体での質疑応答も活発に行われました。

個々のもつ、将来への不安や疑問に丁寧にアドバイスをしてくださいました。